スパークプラグについて

思えばスパークプラグについて説明したことが少ないようだったので、簡単に紹介したいと思います。

スパークプラグとはエンジンに燃焼を促すための点火部品の1つで、定期交換の必要な消耗品です。

とは言え、最近は長寿命の白金プラグやイリジウムプラグを装着している車両も多く、頻繁に交換する部品ではありません。

イリジウムプラグだと一本2,400円ほどなので、複数本の交換だと安くはないですからね。

メンテナンス情報を見ると、点検不要と記載されていたり、10万キロ毎の交換と記載されていたり、様々です。

細かい話をするとまとめ切れないので、実際に交換の必要なスパークプラグを見てみましょ(^-^)

交換の必要なスパークプラグと新品のスパークプラグを並べてみました。

明らかにプラグの劣化が見受けられ、電極のギャップが大きいのがわかります。何度もスパークを飛ばしていることから、中心電極と外側電極が摩耗しています。

このスパークプラグの品番は『ZFR6F-11』というものですが、品番を個々に説明したいと思います。

ZFR6F-11

  • Z…突き出しプラグの意味。その他『DI』、『I』、『L』など、どのようなスパークプラグかを表示している。
  • F…ネジ径、ネジ長を表示。この場合はネジ径Φ14mm、ネジ長19.0mm。取付金の形状はガスケット、六角対辺はHex16.0。
  • R…レジスター(抵抗)の意味。
  • 6…熱価の意味。ちょうど6や7は焼け型と冷え型の中間くらいの熱価となる。
  • F…使用を区別するものではあるが特に重要な意味は持たせていない追記号。
  • 11…電極のギャップ。この場合は1.1mmのギャップという意味。

実際に調べていく中で、自分も理解できない記号が存在しNGKさんに直接問い合わせしているます(;・∀・)

結構難しいですよね(;^ω^)

では交換の必要なスパークプラグはどの程度、摩耗しているか確認してみましょう!

測定するとスパークプラグのギャップは約1.75mmほどです。

通常であれば1.1mm程度のギャップになるので、明らかに摩耗が見受けられますね!

新品のスパークプラグはというと、、、。

1.05mm~1.10mm程度のギャップなのが見て取れます(^-^)

新品と比較するといかに摩耗していたかを理解して頂けるのと思いました!

現在の車はスパークプラグも非常に高性能で長寿命になっています。低燃費にも優れた車が増え、スパークプラグに求められる性能もかなり高くなっています。

見た目では劣化が見受けられないものも多く存在し、走行距離で管理するのが主流に思います。

個人的には軽自動車であれば5万毎キロ、コンパクトカークラスからの4気筒エンジンであれば10万キロ程度毎を目安に交換した方がエンジン不調に陥る心配は少ないように思います。※車の特性にもよりますが、、、(;・∀・)

以上、今回はスパークプラグに関する簡単な紹介でした!

また何か面白そうなネタを見つけて更新しようと思います(^-^)

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