水害車両の修理と近況
8月中は猛暑が続き、エアコンの修理も立て続けに作業していました。
なかなか手が空かずにこちらの更新もできない状況ではありましたが、しっかりと働いています。
7/25の豪雨被害の車両も順調に修理が完了しているので、そちらの作業内容を紹介しようと思います。
症例1:どのような場面でもテールランプのみ点灯
S510P ダイハツ ハイゼットです。
こちらもシートの高さまで冠水した車両でした。
7/25当日に被害状況を受け、夕方の水が引けたタイミングでお伺いしました。
エンジンの内部にも水が入っている恐れがあり、状況をしっかりと整えてからエンジンの始動を試みました。
結果としてエンジン始動は可能で、不具合ヵ所としては水が電子機器の内部に混入したことでショートしライトが通常とは異なる点灯をしている状況でした。
点灯に不具合があることで、まずは基本的な個所をチェックしましたが不具合原因は見当たらず、ボディ制御モジュールの不具合と断定しました。
BCMという部品ですが、こちらの交換作業に取り掛かっている写真です。
内装の殆どを取り外してBCMの摘出になります。
軽トラックなのでそこまで時間は掛かりませんが、暑さの影響もあり結構大変だった記憶もあります。
BCMを取外し、内部の確認の為に分解しました。
基盤の腐食と泥水の混入が見受けられます。
ライト周りの不具合はこれが原因で間違いなさそうです。
サイドからも確認しましたがかなりの腐食で、このままの使用は難しいですね(;^ω^)
このハイゼットはBCMを交換し不具合は解消されました。
冒頭でも触れたように8月は豪雨被害の車両修理とエアコンの修理に追われていました。
そして今年のエアコン故障の車の9割はスズキのワゴンRでした。MH23S系ですね、本当によく壊れるんです。
ガス漏れも多い個体なので中古で販売するときも非常に気を遣う車ですし、エアコンは直しても直しても必ず壊れます。
9月に入りようやく少し落ち着いて車検整備や一般修理を少しずつ進めれるようになりました。
修理や整備でお待たせしている状況で申し訳ありません。