ハイブリッドバッテリーの寿命について

ガソリンが高騰し燃費の良い車を買おうと思っても新車の納期が不明でなかなか手が出せない。

そんな状況下で中古のハイブリッド車が人気を集めており、中古車市場の中でも高値を維持しているようです(;・∀・)

現在だとちょっと古いZVW30のプリウスも結構いい値段で取引されるようで、持ってる方は損のしない車だなぁと感じました('ω')

とは言え、やはりハイブリッド車はメインのバッテリー交換がが非常に高額と不安に感じる人が多いのも事実、『どのくらいまで大丈夫?』なんて質問されることもしばしばあります(;^ω^)

何度か交換作業は経験してますが、中古で購入する際にぜひお店に確認して欲しいことをちょっとだけアドバイス程度に書こうかな、、、と思った次第ですm(_ _)m

ハイブリッドバッテリーの交換が高い理由

ハイブリッドバッテリーの交換には複数の選択肢があります、新品交換、リビルト品(再生部品)、中古交換、部分交換、、、。

部品代に加えて工賃も当然かかりますね。ざっくりとですが、ZVW30型のプリウスのハイブリッドバッテリーの工数は以下の感じ。

ハイブリッドバッテリーの工数だけでも2.3時間になっています。追加の交換部品が発生した場合は更に時間がかかりますね。

『工賃が高い』と言われても、ある程度は工数が決まっている分どうしようもない部分です( ;∀;)

これに1時間当たりの工賃が掛かるわけです。いわゆるレバレートと言われる部分になるのですが、1時間当たりの工賃は『勘』とか『適当な塩梅』で決まってるわけではありませんm(_ _)m

レバレートの計算方法は幾つかあるのですが、わかりやすく言えば『工場の規模』で左右されます。

人数も多く、専用の機械や工具、診断機が設置され、工場設備も充実している箇所はレバレートが計算上は高くなりますし、その逆であれば安い傾向があります。

現在は1年に一回のコンピュータ診断(OBD点検)が義務化され、殆んどの整備工場は最新鋭のコンピュータ診断機を用意している為、基本的にはレバレートは高くなっています。

ハイブリッドバッテリーの交換には幾つか選択肢がありますが、部品代が高いのはイメージ通りで、更に工賃だから高額になる傾向が強いんですね( ;∀;)

ΔSOC

中古とは言え高額商品を購入していきなりハイブリッドバッテリーが終了してしまった、、、では非常にお金が掛かってしまいます( ;∀;)

そこで、中古のハイブリッド車を購入する際にぜひ確認して欲しいのが『ΔSOC』です!

Δは『デルタ』と読むのですが、簡単に言えばハイブリッドバッテリーの内部電圧のバラつきをパーセンテージで数値化したものになります。

このZVW30のプリウスは以前にハイブリッドバッテリーの交換を行っている為、走行距離が40万キロでもΔSOCの数値は0%になっています。

この数値が20%以下で正常値、30%を超えて要注意、40%を超えていれば交換推奨と個人的には認識しています(;^ω^)

制御の幅としては60%くらいまでは制御しているようですが、いつエラーが発生しても不思議ではない状況です。

できればハイブリッドバッテリーの劣化の少ない車が良いですし、寿命の長い方が嬉しいですよね!

もしかしたら交渉で上手く交換してくれる可能性もあるし、知っておいて損のない項目だと思います(^-^)

もし、ハイブリッドカーを中古で購入予定であれば、この項目はお店にぜひ聞いてみて下さい(^-^)

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