空気圧について

空気圧について

タイヤの空気圧は月一回の目安で点検し適正圧で使用しましょう。とはよく言いますが、実際のところ多くの人はそんな頻度では点検しませんよね(;・∀・)

実際自分も自身の車に関しては半年に一回程度です(;・∀・)

そもそも空気圧の見方なんかしらないよ!っという方も多いのでは?と思います。

近頃はガソリンスタンドさんもセルフが多く、店員さんから声を掛けられることは無くなりました。

ちなみにタイヤの空気圧は多くの場合は運転席側のドアを開けると記載されています。

この車の場合は前後輪ともに220kpa(キロパスカル)が適正空気圧になっています(^^)

そもそも空気の中には水分や窒素、酸素、二酸化炭素などが混ざってるわけですが、温度変化や気圧の変化で変わりますからね、必ず僅かながら変動があります。それに加えて自然に空気が漏れて空気圧が下がるというわけです。

風船なんかもパンパンの状態だったのが数日で萎んでしまいますが、理屈としては同じですね(^-^)

空気圧不足のデメリット

空気圧が不足したままの使用はデメリットも多く、タイヤには余計な負担が強いられます( ;∀;)

タイヤの両サイド部の偏摩耗や燃費の悪化、ハンドリングの悪化と、良いことはあまりないかな?と思います。

冬場に意図的に下げるケースも稀にありますが、空気圧不足のまま使用するのはオススメできません。

また窒素を充填することで空気圧不足を防げると言われることもありますが、これも個人的には疑問符が付きます(=_=)

そもそも大気中の約8割は窒素なので酸素や二酸化炭素が空気の透過率が高いのであれば理屈上は空気圧は2割までしか下がりません。

更に2割分充填して適性を保ち続ければタイヤの中身は窒素だけになるのでは?と思うのです。

窒素は燃えにくく温度変化による膨張収縮が発生しにくいので、いわゆるモータースポーツに有効な気体なんですよね(;・∀・)

特にフォーミュラーやカートはクラッシュした際に爆発されても困るしタイヤの不可により空気圧が大幅に変動されても困りますからね(;・∀・)

空気圧過多のデメリット

じゃあ逆に多く入れれば良いのでは?と考えがちですが、こちらもデメリットが存在します。自分の車には3割増しで入れていますが、、、(;´・ω・)

まずは乗り心地の悪化です。空気をパンパンに詰めたバスケットボールがよく弾むようにタイヤもよく弾みます。振動というか路面のギャップを拾った際に衝撃の入力が多く、実体験として悪化しているのがわかります。

またタイヤが古い場合は特に発生しやすいのがタイヤ内部の損傷です。

衝撃が多い分、タイヤを構成しているコードが切れてしまい、コブが発生してしまうんですよね。これはこれでバーストの恐れもあります。

またタイヤの真ん中部分の偏摩耗ですね。センター摩耗と呼ばれるのですが、こういった摩耗もしやすくなります。

ちなみに、センター摩耗は真ん中部分が摩耗するわけですが、路面設置部が少なくなるため、これもハンドリングの悪化に繋がります。

ただし設置面積が少ない分だけ燃費に効くこともあって一部の車はタイヤの空気圧の基準値が2.8kpaと極端な場合もあります。人によっては冬が心配で意図的に下げるケースもありますね(;^ω^)

最近の車の傾向

最近の車の傾向と一括りにすると語弊がありますが、空気圧は高い傾向にあります。

燃費に効くことや、車の軽量化、またタイヤの性能アップ、偏平率の高い(薄い)タイヤが増えたことが理由なんだと簡単に考察していますが、特に多いのが偏平率の高いタイヤで空気圧が不足しているケースですね(;^ω^)

単純にタイヤが薄い分、もちろんタイヤ自体の剛性も高くなっているのですが、空気が抜けて潰れていることに気が付きにくいのだと思います。

また、インチアップした際に自身のタイヤがXL規格なことも知らなかったりしている場合もあるのかな?と思いました。

XL規格とはエクストラロード規格の略称で、通常のスタンダード規格のタイヤよりも内部構造を強化しているモデルになります(^-^)

XL規格にはタイヤの負荷能力を保つために、規格に応じた空気圧を充填する必要があります('ω')

表記例

タイヤカタログの後ろのページにも説明がされていたので参考に解説します。

ここまでの話を理解されているのは相当なマニアだと思うので、端折りますが、見るべきポイントは、

215/45R17 87W スタンダード規格

215/45R17 91W XL規格

と違いがありますね('ω')

スタンダード規格のタイヤを装着していた場合の標準空気圧が210k㎩の場合のタイヤ負荷能力は505㎏です。

これを満たすためには、XL規格では230k㎩に空気圧を高くすることで510㎏の負荷能力になります。

サラっと書いてますが、タイヤのカタログに記載されているグラフがあります('Д')

ちなみに225/35R19のECOSは225/40R19のADVAN FLEVAに履き替えています。

225/35R19はスタンダード規格の84Wでした。空気圧240k㎩で500㎏ほど。

標準サイズのブルーアースRV03で95Wですが、空気圧は230k㎩と240k㎩で負荷能力が645㎏~670㎏で使用になります。

装着していたタイヤは標準サイズと比較すると明らかに能力が足りないんですよね。

225/40R19の場合はXL規格の93Wだと空気圧は290k㎩以上で650㎏の負荷能力となり、基準に足りる計算です。

このタイヤを装着している車両総重量は2195㎏なので、タイヤ一本当たりの負荷能力650kg×4本で2600㎏となり、225/40R19のXL規格93Wの場合は空気圧が290k㎩の空気圧にする必要があることがわかりました(^-^)

マニアックな話を駆け足で説明しましたが、単純に空気圧は月一回は点検した方が良いよっという内容です(;´・ω・)

そんなに難しく考えなくても大丈夫です!XL規格とかは、我々が気を付けて販売しなければならないってだけなので(;'∀')

ガソリンスタンドや量販店さんでも、気軽にスタッフに声かけてチェックして貰えばOKです(^-^)

燃料が高騰している中で、ほんの少しの努力で燃費が良くなったら嬉しいよねっという感じですね(;・∀・)

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