NHP10 アクア HVバッテリー交換

NHP10 アクア HVバッテリー交換

今回ご用命頂いたアクアのHVバッテリー交換について、紹介も含めて書き出してみようと思います。

HVバッテリーの交換には定電圧の技能講習を受講していなければならず、危険な作業の1つとして取り扱われています。

自分自身としては過去にプリウスのHVバッテリーを何度か経験していますが、アクアは初めてで非常に楽しみな作業でした(^-^)

とは言え、新品だと高い。でも中古だとその後が心配。とのことで、お客様と相談した結果、再生品のいわゆるリビルトHVバッテリーを使用しての作業となりました。

ちなみになのですが、リビルト品で発注したところ納期未定とのことで需要が増えていることを実感しました。

遠方からわざわざいらしてくれた初めてのお客様とのこともあり、事情も慎重に説明させて頂きましたが、快くご理解下さり感謝しておりますm(_ _)m

今回は11月にリビルト品を注文し、一カ月遅れで入荷となりました。大変お待たせした状況のため、早急にご連絡し交換作業を行います。

現在の状態は、、、。

走行距離は約11万キロでややHVバッテリーの劣化には早い印象ですが、各種チェックランプが点灯しています。

診断機を用いてエラーコードを確認しようと思います。

P0A80電池内部異常とHVバッテリー特有のエラーが入っています。

この状態でもガソリン車として走行は可能ですが、チェックランプが点灯したままでは気持ちが悪いですよね。もちろん燃費も悪化し車として良好ではありません。

いざ交換作業へ

アクアの場合はプリウスと違い、HVバッテリーはリアシートの下に格納されています。

リアシートを外すとシートを支える骨格の下にいますね('ω')

サブバッテリーを取り外し、HVバッテリーのブレーカーを落として作業を開始します。

絶縁のグローブを使用しての作業になります。DIYでやるような作業ではありませんよね(;^ω^)

ただし、作業自体は簡単なんですけどもね(;・∀・)

取り外したHVバッテリーですが、そこそこ重量があるので結構腰にきます、何気にズシっとしてるんですよね。

古い方とリビルトを比較し、必要に応じて部品の移設と清掃作業を行います。

ここまででおおよそ30分くらいの作業といった具合です。

室内もガラッと広くなりますが、ブロアモータや配線などはなるべく綺麗に清掃しておきます。

部品の移設が終わったHVバッテリーを積み込み、組み立てていきます(^-^)

全て作業が完了したのち、シートを設置前に診断機で正常に動作するか診断。

エラーを消去してシートを戻して無事に作業終了となりますが、走行テストも念のため行っています(^-^)

心配性なので( ;∀;)

問題なくテストも終わり、無事納車可能となりました!

一昔前はHV車はバッテリーが高額だったり、作業できる人がいなかったりしたようですが、今はリビルトという選択肢も増えどこの整備工場でも割と行っているポピュラーな作業となりました('ω')

もちろん車種によりますが(;・∀・)

HV車は今は中古でも高額になっており、HVバッテリーが故障したら乗り換えを検討するのは勿体ないです。

多くの整備工場で作業可能な状況となった現在は、長く乗れる車となりましたね!

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